飼い主さんだからこそ気づく変化を大切に。

ペット整体

今回は、愛犬が心身共に満たされるために、日々犬の様子を観察すること、そして体調を管理がどれだけ大切なことか、私の経験談を交えてお話しします。

目次

小さな変化に気づくことが大切

毎日愛犬の様子を見ていると、

  • 散歩行くよ!と声をかけてもいつもよりテンションが低い。
  • いつもガツガツ食べるのに、この頃少しモタモタした様子。
  • 散歩中に座り込むことが多くなった。
  • 最近毛艶が悪いなと感じたり、ゴロゴロと寝て過ごす時間が増えたり

など、飼い主さんだからこそ気づく変化があります。

なんだかいつもと違うな、体調はどうなんだろう?と感じるときは、

忙しかったり、自分のやるべきことを少し脇において、愛犬をしっかりと観察し、それで体調がおかしい、変だと感じた場合は、早めに獣医さんに相談することをオススメします。

稲森院長

散歩なども、慣れてしまうほどに、愛犬の様子よりも
・御飯何にしようかな~とか
・早く家に帰りたいな~とか
飼い主本位の散歩になりがちです。

一度、普段の変化をじっくり観察することで、細かい変化に気づくことに繋がります。

不安を減らすために「見える化」を

愛犬の異変に気づいたとき、飼い主として一番不安なのは「原因がわからない」ことではないでしょうか。
なにかしてあげたくても、「わからない」ままでは、何をしてあげればよいかもわかりません。

そんなときに、ネットを検索して情報を探すのは悪いことではありませんが、あくまでもそれは憶測でしかなく、愛犬の今の状態をの診断ではありません。

動物院病院の診断や検査は、愛犬の不安が減ります。

血液検査やレントゲンを活用し、数値や画像で状態を「見える化」することで、愛犬の健康状態をより深く理解できます。そうすれば、次にどのようなケアをすればよいか、具体的に考えられるようになります。

犬は、体調不良や痛みをギリギリまで隠そうとすることがあります。例えば、体調が悪くても散歩に行きたがる子もいますし、家族の前では普段通り元気に振る舞おうとすることもあります。

秋田犬「ロク」との思い出

稲森院長

ここからは、私の愛犬との思い出や体験も踏まえお話させていただきます。

私が35年ほど前に飼っていた秋田犬の「ロク」も、まさにそんな、体調が悪くても散歩に行きたがる子でした。

前日まで元気に散歩をし、ご飯も普通に食べていたのに、ある朝突然動きたがらなくなり、食欲もなくなりました。当時はインターネットもなく、知識もなかったため、家族と相談し「ひとまず様子を見よう」と判断しました。

しかし、その日の夜にはさらに具合が悪化し、吐き気も止まりません。
慌てて獣医さんに駆け込んだところ、腎臓と肝臓がすでに重篤な状態であることが判明しました。
そこから毎日、午前と午後に点滴を受ける生活が始まりました。

それでもロクは、つらい状態の中でも散歩に行きたがりました。しかし、獣医さんから散歩は禁止されていたため、「行けないの、ごめんね」と抱きしめながら謝るしかありませんでした。

病気が急激に悪化するのではなく、ゆっくり進行するタイプだったら、私たちは気づかず、いつも通り散歩を続けていたかもしれません。

慢性疾患は体調悪化の変化にも気づきにくい

慢性的な病気の進行は緩やかで、日常の中ではなかなか気づきにくいものです。

獣医さんのお話では、
「ちょっと様子を見よう」「明日には元気になるかもしれない」
それがズルズル一週間ということも少なくないと聞きます。
そして、重篤の状態で相談に来ることが、多々あるようです。

そう思っているうちに、症状が進行してしまうこともあります。人間でも、慢性的な不調を自覚しないまま悪化させ、気づいたときにはかなり進行していた…という話は珍しくありません。

犬の「老化」と思われる症状の中には、実は病気が隠れていることも少なくありません。これについては、また別の機会に詳しくお話ししたいと思いますが、

大切なのは「老化」「病気」であっても、日々のケアと早めの対応で健康寿命を延ばせるということです。

獣医さんに教わったこと

ロクを診てくださった獣医さんから、こんな話を教わりました。

「動物は死期が近づくと、冷たい場所に行きたがる。体を冷やそうとするんです。
だから、できるだけ温めてあげてください。
生きようと思ってくれるまで、しっかり温めてあげることが大切です。」

この言葉は今でも心に残っています。

ロクとの散歩の思い出と後悔

散歩に行きたがるロクがどれほど散歩を楽しみにしていたか、私は痛いほど分かっています。

毎日、彼と一緒に里山を歩きながら、いろんなことを話しかけていました。夕焼けを見て「きれいだね」と言うと、ロクも隣に座り、じっと空を眺めるような子でした。

今なら、もっと早く異変に気づいてすぐに獣医さんに診てもらったでしょう。
そして、「わんこ整体」を学んだ今なら、例え、運動をセーブされている状態のロクにも、してあげられることがたくさんあったはずです。

知らなかったがゆえの後悔

稲森院長

ロクが急に重篤な状態になった原因は、農薬散布されたばかりの田んぼの間を散歩したことによる急性農薬中毒でした。

雨が降らず、農薬がガス化して犬の顔の高さに漂っていたようです。それを吸い込んでしまったことや散歩中の残量農薬を舐めるなどしたかで、ロクの体に取り込まれ、大きな負担がかかっていたことがわかりました。

農薬や殺虫剤などの毒性の強い化学薬品は、量にもよりますが肝臓を一気に破壊して急性肝炎、急性肝不全を引き起こす可能性があり、誤飲のほか、散歩中は気をつける必要があります。

もし農薬がまかれたばかりだと知っていれば、そんな場所を散歩しなかったでしょう。でも、知らなかったとはいえ、私がその道を選んでしまったことを、今でも後悔しています。

稲森院長

たとえ仕方のないことであったとしても、散歩に行きたがるロクにしてあげれなかった後悔は残ったままなのです。

大切な家族のためにできること

あなたの大切な愛犬が、手遅れにならないように、日々の様子をよく観察してあげてください。

年齢と共に若い頃のように活発に動かなくなったり、毛艶が変化したりするのは自然なことですが、それだけでなく、肥満、関節の痛み、視力の低下などの不調が出てくることもあります。

その変化に合わせて、運動量を調整したり、消化の良い低脂肪の食事に切り替えたりしてあげましょう。

また、病院等で得た正しい情報を得たうえで、その子に合った、老化を支えるサプリメントを活用するのもひとつの方法です。

必要なタイミングで、必要なケアをしてあげる。
それが、愛犬との幸せな時間を長く続ける秘訣です。

あなたと、あなたの大切な家族が、これからも長く健康で幸せに過ごせますように!

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